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第34回交流会 「鳥いっぱいの谷と海 2023」


ご参加の皆さまからコメントをいただきました

 

 

 

小網代を詩う

 

 

 

第33回交流会 「相模湾から東京湾へ 三浦半島横断」

2022年12且3日(日)
参加者8名
この日は穏やかな晴れだった。 小網代湾を見渡す丘の上から、途中地衣類をみながら楽しく急坂を降りる。
湾の風景を楽しんだあといよいよ小網代の森への道をすすんでゆく。 毎年この時期の小網代は紅葉がすばらしいのだが、今年はハゼの葉などあざやかな紅の葉が落ちてしまい、少しものたりない状況、でも、ボードウォークの横にはジュズダマがたくさん実っている。こんなに増えているなんて、なにかあったの? 源流の階段を上って小網代の森をぬけ、ベイシアでお弁当のあとはいよいよ東京湾側へなだらかな山越えとなる。
それからは穏やかな日差しの中、畑の中を右手はるかに東京湾を望みながらのんびり歩き。 まるで、鳥になって三浦半島の上を相模湾から東京湾へ大きな弧を描いて飛んでいるみたい。楽しい! ついに三浦海岸の海に降りた。しばらく海で遊んで、バスで忘年会の会場へ! 穏やかな日差しの中のすてきな歩き旅。ひとりでも、また歩いてみたいコースだった。
記 鈴木カヲル  写真 浪本晴美

10時20分三崎口駅前集合、10時41分の油壷温泉行バスに乗ります。小網代バス停から小網代漁港への道は絶好の地衣類観察スポット。スタッフNさん作成の資料を見ながら、地衣類を観察します。ルーペで覗く地衣類は、まるで小さな森のよう。不思議で面白い景色です。
小網代漁港ではオオバンとカルガモがお出迎え、ここから森に入るまでの道も見どころ満載です。細枝に絡んだ野生のカボチャの実発見❓ 森に入る前にトイレタイム。
アカテガニのアパートにライトをあてて「いたいたカニさん」皆で覗き見。
宮の前入口を入ればヨシ、アシ、ガマの穂が見えてきます。エノキテラス近くでタコノアシを見つけ、赤い実を付けた姿がタコの足のように見える事からついた名前、絶滅危惧種である事も説明。
こあじろの森に増えてきたジュズダマの白色の実、スズメウリの白色の実、カラスウリの橙色の実、クサギのがくの赤紫色、青い実の色、ヤブミョウガの黒色の実、モフモフのガマの穂の茶色、初冬の森は色とりどりでした。
お昼を告げるチャイム音が鳴っています、それと鳥の鳴き声、声は聴こえるけれども姿が見えない、残念です。
水道広場まで来ました。引橋にあるベイシア(スーパー)で昼食時間、後続の人達と合流します。 昼食後、東京湾の見える役場下バス停へ向けて歩き始めます。
消防署の前の信号を渡ると、そこには姉妹都市オーストラリアから贈られたナンヨウスギが大きく育っていました、大きなスギの実が落ちていてビックリ。
歩いて行くと、引橋の地名の由来が書かれた掲示板を見つけて谷をのぞく。
道は三浦海岸公園墓地方面へ進み、右下にはミカン畑が広がり、見晴らしが良くなります。 右方面には金田漁港、そして剱崎方面も、対岸は千葉の山々、景色を楽しみながら進んでいきます。 畑の作物を見ると何を育てているのかな?会員のKさんが詳しく説明してくれました。Kさんは仕事で詳しくなったそうです。三浦でも色々な野菜を育てている農家もあることを知りました。 いつの間にか道は下り坂、農家の庭の道路際にヤシが茂っています、右側の崖にはツワブキの花が咲いていました。 役場下バス停に到着、後続の人達を待つ間、浜辺へ行き波の音を聞きながら貝拾い。 皆が集合して写真撮影しました。 バスに乗り込んで、縁の会参加者と三浦海岸駅へ帰る方々と分かれて、解散となりました。 天気に恵まれて風も優しくて、皆で歩き通すことが出来たのが嬉しいです。お疲れ様でした。
記 三本保子 写真 三本保子 浪本晴美

相模湾から東京湾へ、のんびり三浦半島横断

 三浦半島を東西に切った時どこが一番細いでしょうか?  
三浦半島は付け根が太く、横須賀市から三浦市に入るところがくびれ、南端でまた太くなります。一万分の一の地図で確認すると、三浦市の入江から三浦海岸までが3.2cm、小網代湾から金田湾までが2.8cmでした。(1cm=1kmでいいみたい)昭和年代に入江は県道から海まで大幅に埋め立てられたけど、小網代湾は埋め立てられず海がぐっと内陸に入り込んでいるので一番細いのです。
 今回歩くのはこの一番細い所で、小網代湾から森を抜けて引橋の交差点、昼食後引橋から金田湾へ、谷と尾根を歩くコースです。
 初冬の穏やかな天気の中、三崎口に10時20分集合し油壺温泉行きバス乗車、小網代のバス停でおり小網代湾へ。Nさんが交流会資料として「小網代の地衣類」を配ってくださり、塀や崖の地衣類を観察しながら小網代湾へ。こんな時便利なのは100均の虫眼鏡、ジョウゴゴケモドキの繊細な杯は肉眼ではなかなか見えません。
 小網代の湿地では葦の白い綿毛が風に揺れていました(ススキではありませんよ)。ジュズダマの白い実がツヤツヤしていました。子供の頃見たジュズダマは白くなると枯れて艶もなかったのに?と思い出したら、通りがかったボランティアさんが小網代のジュズダマは白くなっても艶があるんですよと教えてくれました。大好きな鳥を探しながら登って行くとクサギの瑠璃色の実も食べられて無くなっていました。
 水道広場からベイシアのイートインで昼食、豪勢なお弁当を食べた人もいましたね。ゆっくり登ってきた人たちも合流ししっかりと昼休み。
 午後は県道を三崎方面に少し歩いて自動車修理工場脇から横道に入りますが、ここにお地蔵さんと引橋の碑があります。戦国時代油壷にあった荒井城の出入り口で、可動式の橋を架け戦のときは橋を引いて渡れないようにしたそうです。小網代の谷も反対側の谷もかなり深くて簡単には渡れないので天然の堀ですね。道を進むと畑が見えてきました。葉の形でカブやダイコン、カリフラワーやブロッコリーの区別がつきますよ等、雑談をしながら行くとみかん園がありました。金田側の谷にむけて大きく開けていて、東京湾や千葉県の館山方面よく見えました。もう少し歩くと無人の直売所、ダイコンなどの野菜の中にカボチャのような立派なサツマイモがあり、まだ歩くからと購入は断念。ダラダラと下りて行くと畑の中に古墳のような物が見えてきました。道の北側の谷、蛭田は古墳時代から開けた所だそうで古墳群もあります。本日は道なりに海へ、修道院の入り口をすぎて役場下のバス停につきました。バスの時間まで少し余裕があったので、海岸に下りて貝殻探し。マテ貝と蛤より大きな白い貝を拾いました。時間になりバスに乗車、途中で緑の会に参加する人達と別れ三浦海岸駅へ向かいました。お疲れ様でした。
 今回行かなかった金田の谷も、山の神やかっぱの証文伝説のお寺、ランの品種改良をしている農家などぶらぶら歩きに良い所です。ぜひぜひ歩きに行きましょう。  
記 A.K  写真 H.N

 

 

 

サロン小網代  「富士山は活火山です」


2023.3.1   祖父川精治
 
 かながわ県のたより 令和5(2023)年2月号 NO815号。
 もし富士山が噴火したら、県内全域に降灰、地域によっては溶岩流が到達する可能性があります。普段から防災用具などを備えておくとともに、「富士山ハザードマップ」・「富士山火山防災マップ」をチェックしておくことが大切です。県内に溶岩が到着する可能性は火口位置がわかってから明確になります。溶岩流について、噴火前に過度に心配する必要はありません。問合わせは県危機管理防災課
  神奈川県では、随分思い切った大胆な富士山噴火の広報をカラー版で報道をしたものと感心した。
  数年前、神奈川県歴史博物館では、特別展として「古文書が語る富士宝永噴火」、神奈川県域の被害と復興の展示資料を公開展示したことがある。資料から主な点を抜粋すると以下のとおりである。
  今から僅か300年前の出来事である。
宝永4丁猪年(1707)     
10月 28日 東海や南海地震が発生。
11且 23日 馬の刻 「12時」 富士山が雷のように鳴った。
12月 3日 頃から富士山周辺地域で小地震群発。
  15日 富士山山麓周辺では群発小地震、江戸から名古屋まで有感。
   16日 午前10時頃より強震のあと富士山中腹から大噴火。噴煙は偏西風に流されて、灰白色の灰が風下方の江戸まで届いた。
火災も発生。噴火中は絶え間なく火山雷が発生、地震群発。
周辺住民に大きな恐怖を与える
  17日 朝頃小康状態、後再度の大噴火、再び江戸から伊勢まで降灰
そして強震が続く。
小田原、江の島では降砂が大雨のように続く。
  18日 朝、噴火は小康状態となるが再度大噴火、江戸から噴火が遠望できる。
幕府の調査隊が小田原へ。
  19日 噴火活動が衰えてきた。江戸、小田原で終日降砂、噴煙が遠望。
  20日 朝、4度目の小康状態、江戸から噴火が目撃、降灰。
  21日 から24日、江戸では時々降灰。噴煙を望む
25日 噴火が再び激しくなる。江戸では噴煙が空を覆い、日差し遮る。
  26日 江戸では終日、噴煙が日差しを遮る。
宝永5年( 1708)   
1月 1日 未明の噴火を最後に停止し、富士山静まり新噴火口を宝永山と命名する。
     
  私の富士登山は吉田口から3回。須走口から1回、内8月25日に須走口五合目1980メートルからは日帰り登山をしている。往復8時間。他に、5回位山仲間達と積雪のある秋や春に途中まで登っている。
 富士山頂上に立つ。富士山浅間大社奥宮があり記念として刻印のある木札を購入する。そして、中心へ向かい大内院と呼ばれる巨大な噴火口を覗く。最高点の剣ヶ峰3776メートルへ向かっての急登がキツイ。一度だけ頂上火口縁をぐるり巡り歩いたことがある。もう一つ頂上には小さな別の噴火口があり小内院という。当時、地熱があり触れると熱かった地点があった。今は消えてしまったという。所要は頂上火口を見ながらぐるり一周1時間。
 中腹に巨大な噴火口のある宝永山1693メートルへ山友達と3回登っている。富士宮口より登山バスで上り、6合目から水平歩道を宝永山へ向かう。火口縁から一度、300年前に大爆発した恐ろしい宝永噴火口底へ下り、ザラザラした歩き難い火口壁を急登するのである。そして御殿場口へ向かって急斜面の長大な砂走りを駆下った。 

 

 

 

サロン小網代  「お試し森歩きの記」

 

 

 

 

小網代の森 NEWS

スタッフの活動

2022.11.27(日)  通信第34号印刷(於 横須賀市立市民活動サポートセンター)
2022.12.03(土)  第33回交流会「相模湾から東京湾へ 三浦半島横断」
 縁の会 三浦海岸伊豆島
2022.12.17(土)  小網代の歴史をもっと知ろう編集会議(リモート)
2023.01.02(月)  第34回交流会お知らせハガキ投函
2023.01.16(月)  第34回交流会下見
2023.01.26(木)  スタッフ会議(リモート)
2023.01.29(日)  スタッフ会議(リモート)
2023.02.05(日)  第34回交流会「鳥いっぱいの谷と海 2023!」
2023.02.08(水)  遠足打ち合わせ(赤星直忠博士文化財資料館)
2023.02.11(土)  スタッフ会議(リモート)
2023.02.24(金)  遠足のお知らせハガキ投函
2023.02.26(日)  スタッフ会議(リモート)
2023.02.28(火)  スタッフ会議(リモート)
2023.03.11(土)  スタッフ研修 三浦の海岸歩き
2023.03.12(日)  光の丘水辺公園遠足下見
2023.03.18(土)  スタッフ会議(リモート)

 

 

 

 

遠足 光の丘水辺公園 「ニリンソウ鑑賞会」のお知らせ

 光の丘水辺公園へ、春の妖精ニリンソウの鑑賞に参りましょう。今年のニリンソウ特別公開は3月25日(土)から4月2日(日)、時間は午前10時から午後3時です。もしお待ち合わせで会えなくても、早く着き過ぎてしまっても大丈夫、ニリンソウ観察地の入り口から水辺公園友の会のベテランが案内してくださいます。
 昼食後、ご希望のある方はかろうと山遺跡(光の丘水辺公園から徒歩約20分の山の上にある古墳跡)へハイキングをご一緒しましょう。YRP野比駅まで、のどかな畑と川沿いの道を徒歩で帰ることもできます。
開催日:2023年4月2日(日) 荒天の場合は中止します
お待ち合わせ:10:00 京急YRP野比駅集合、10:25発バス乗車、YRPセンター下車
*昼食後、希望者はかろうと山遺跡までハイキング

 

 

 

スタッフ研修「変形菌を見つけようin光の丘水辺公園」のお知らせ

 光の丘水辺公園へ、変形菌を学びにいきましょう。スタッフ研修ですが、興味をお持ちの方はご参加が可能ですので、ご連絡ください。
日時:2023年4月10日(月)  (YRP野比駅からバスを利用する場合は9:47発 9:57YRPセンター着)
お待ち合わせ:10:00光の丘水辺公園管理事務所前集合
持ち物:長靴、虫眼鏡、お弁当、飲み物
連絡先:メール info@mori-club.com(高橋) 電 話 046-889-0067(仲澤)
*「変形菌を見つけようin水辺公園」はこれから月1回程度実施する予定です。

 

 

 

 

遠足 赤星直忠博士文化財資料館のお知らせ

 三浦半島の遺跡を調査し膨大な記録を残した赤星直忠博士(1902-1991)の採集された文化財遺物並びに諸文献を保管されています。今回特別に、剱持輝久館長と宇内建設さんにご協力いただき、見学だけでなく詳しいお話を伺えることになりました。 洞窟遺跡に心躍る方、小網代周辺の遺跡が知りたい方必聴!
開催日時:2023年4月16日(日) 10:00~12:00
場所:宇内建設ビル3階(横須賀市長坂2-11-11) バス停佐島入口から徒歩2分
お待ち合わせ:JR逗子駅 9:00 9:12発長井行バス乗車 (逗子・葉山駅北口から9:15発バスに途中乗車も可) または9:00三崎口駅 9:22発横須賀市民病院行乗車、市民病院下車徒歩15分
持ち物:上履き、マスク、飲み物、午後も参加の場合はお弁当
*終了後、希望者は天神島臨海自然教育園に移動(徒歩約30分)し昼食、見学

 

 

 

 

第35回交流会「春は草花、木の花も」のお知らせ

森を遠く思うだけだった3年間を全て忘れて、ひたすら森の空気と植物を満喫しましょう! それでも、コロナ対策(多少)はお忘れ無く
開催日:2023年4月29日(土・昭和の日)
お待ち合わせ:三崎口駅前 10:00
解散:14:00頃エノキテラス
持ち物;昼食、飲み物

 

 

 

 

スタッフ研修 海岸歩き 毘沙門から宮川まで

良く知っているようで、新しい発見に満ち溢れた、三浦半島の海岸線。ちょっとハードな道もありますので、十分注意深く歩きたいと思います。スタッフだけで続けてきた海岸歩きに、今回初めて皆さまをお誘いします。ご興味をお持ちの方は下記連絡先までご連絡ください。
開催日:2023年5月20日(土)雨天中止の場合21日(日)に順延
お待ち合わせ:三浦海岸駅 9:40 ご連絡いただいた方には、別途詳細をお知らせします
連絡先:担当・松原 :メール   電 話 

 

 

 

 

●こあじろの森くらぶイベントにご参加いただけるのは、会員さまご本人とそのご家族、ご友人です。 保険はありませんので、自己責任でお願いいたします。

 

 

 

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