2018年2月4日(日)
講師:別府史朗氏
参加者:★早朝谷あるきコース6名、★のんびり漁港 コース18名
7時前に漁港に車を止め、身支度を整え森へ。水道広場集合は8:00ですが、下見を兼ねて鳥を見ながら森を抜けて集合場所まで行きました。無風で小網代湾は波も無く静かでしたが、何時も見られるトビやマガモなど鳥の姿が水上にも空にも全くありませんでした。さらに、宮前の峠を抜けエノキテラス、ヤナギテラスへと歩を進めるが全く鳥の姿も気配も無く、今日の探鳥会が心配になってきましたが、ヤナギテラスを過ぎたあたり7時20分ごろにやっとガビチョウが鳴き始め、枯れたアシやオギの中でウグイスやアオジが動き始め一安心。
真ん中広場に差し掛かるころ、右手の立木から1羽の鳥が飛び立ちその向こうの木に移動。あまり見かけない白い色が目立つ飛ぶ姿に双眼鏡で確認すると、木の幹を動く赤い色が目に飛び込んできた。赤い色、背中の白い八の字、アカゲラです。急いでカメラを出しシャッターを切った。5回シャッターを切ったところで姿を見失ってしまった。写真はそのうちの1枚です。私は小網代の森でアカゲラを見たのは初めてで、小網代の森での記録はあまりないと思います。出会った幸運を感謝、感謝です。集合時間も迫ってきたので急ぎ足で水道広場に移動。途中ではモズやメジロを確認。
7時50分、少し息も切れたがまだ誰もいない水道広場に到着。8時にMさんが到着されヤマシギがいたとのこと、時間外でしたが珍しい鳥が2種(ヤマシギ、アカゲラ)記録となりました。
(文・写真 別府史朗氏)
小網代の森を水道広場から北尾根上の畑まで、まるごと動画に納めました。15分割してインターネットホームページに公開中! ネット環境のある方は是非ご覧ください。まるで自分の足で歩いているような臨場感です。スマートフォンでも見られます(通信料金に気をつけてくださいませね)。
http://www.mori-club.com/main/gallery_kwc/framepage.html (会員のみ。パスワードを忘れた方はお問合せください)
2018.3.8 祖父川精治
三浦半島の西海岸、横須賀市秋谷海岸周辺の海底や山間部から、世にも珍しい球形状の石が次々と発見されている。大きさは、サッカーボールや野球ボールほどの丸い石で、最大のものは直径1メートル級も出土している。波浪で洗われた玉石と異なり球形の石である。
岩盤から産出するので、昔から子産石「こうみいし」と呼ばれている。沿岸の漁師の人たちによると、海底には丸石がゴロゴロしているが重たいので持ち運びは無理だという。調べてみると、三浦半島各地から発見されている縄文、弥生、古墳各時代の遺跡からも子産石が発見されている。古代人たちは、この丸石に自然の霊気を感じ住居内へ持ち込んだものと思われる。
三浦半島や鎌倉市内の有名寺院神社、旧家の門前や路傍の祠の脇に子産石がそっと並べ置かれているのを見ている。江ノ電長谷駅近く、御霊神社(権五郎神社)の本殿脇の柵内に子産石が2個も安置してある。由緒を書いた案内板があり、それによると手玉石と袂石とあり重量、16貫(60キロ)28貫(105キロ)。見かけよりも実に重量がある。近くの極楽寺切通し坂上の「あじさい寺」として有名な成就院境内にも子産石が2個も並べて置いてあった。
葉山町の総鎮守である森戸大明神、その境内社には安産子宝の神として水天宮が安置してある。「まいられよ子宝の福授かりに」と古くから篤い信仰がある。触れると子が授かるという霊験あらたかな子宝石といわれる、小さな子産石が小社の中に幾つも重ねて積んである。
久留和漁港近く「子産石」という京急バス停前に、直径1メートル級の大きな子産石が置いてある。白い文字版と並んで横須賀市市民文化遺産の標識がある。「この地海浜の岩より石を産す、子産石と」とあり、石中から石を産むというのである。
秋谷海岸の名所、海中に高さ12メートルの立石。近くに立石不動尊入口の石碑がある。明るい谷川の奥には、三浦半島では珍しい高さ10メートル級の滝が懸っている。また、浄楽寺バス停から山側へ入った所に和田義盛が文治5年(1189)に建立と伝えられる浄土宗金剛山勝長壽院大御堂・浄楽寺がある。鎌倉時代最高の仏師である運慶作の重要文化財の仏像5体が収蔵庫に秘蔵され年1回一般に公開されている。昨年、東京国立博物館の運慶展へ展示された。広い境内には、明治時代に近代郵便事業の創始者である前島密夫妻の墓がある。
全世界的に資料を調べてみると、ニュージーランド南島のモエラキと呼ぶ東海岸のモエラキボルダー。巨大な卵のような直径1メートル、重量2トン級の丸石が100個位もゴロゴロしている。海中の鉱物の結晶が均等に付着し約6000万年もの時間をかけて丸く凝固していった。かつて海底にあったものが次第に隆起し、海岸周辺に姿を現したものである。
ネットで画像が見られます。
https://www.cocoyoko.net/spot/koumi-stone.html 横須賀観光情報「ここはヨコスカ」
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/0130/g_info/l100004030.html 横須賀市ホームページ
ほんの一例です、この他にもいろいろと掲載されています。
2018.01.28(日) |
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こあじろの森くらぶ通信No.10印刷発送
通信作業終了後スタッフ会議
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2018.02.04(日) |
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第9回交流会 「恒例、鳥いっぱいの谷と海」 |
2018.02.11(日) |
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スタッフミーティング(国立科学博物館) |
2018.03.11(日) |
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スタッフミーティング(於 横須賀市立 市民活動サポートセンター) |
野内眞理子さん植物画展の収益2万円をかながわトラストみどり財団に寄付し、登録証書をいただきました。
「こあじろの森くらぶ」会員とそのご家族、ご友人をお誘いするイベントのお知らせです。
保険はありませんので自己責任でのご参加をお願いしています。
光の丘水辺公園遠足
春の妖精ニリンソウを訪ねて
開催日:2018年4月8日(日) *荒天の場合は中止します
集合・解散:YRP野比駅前 10時集合 光の丘水辺公園の動植物を観察後12時頃流れ解散。
持ち物:お弁当、飲み物(あれば双眼鏡、図鑑など)
* 光の丘水辺公園、ニリンソウの公開期間は4月7日(土)〜4月15日(日) 、10:00〜15:00で見ることができます。
第10回交流会
地衣類って何だ? コケ類によく似た姿かたち、その上名前も○○ゴケというのが多い。ところが全く異なる種類ってどういうこと?
植物ではなくもちろん動物でもない「地衣類」、国立科学博物館ボランティアで会員の芥川仁美さんのご案内で身近にいる不思議な生き物にびっくりしてみませんか。
開催日:2018年4月29日(日) *荒天の場合は中止します
お待ち合わせ: 10:00 三崎口駅前 14:30頃散会
持ち物:お弁当、飲み物(あれば虫眼鏡、図鑑など)
*虫眼鏡はくらぶの備品を用意しますが、全員に行き渡らない場合もあることをご承知ください。
加藤利彦さんの写真とトークを楽しむ会
日本の風景と生きもの
第10回交流会の終了後ひげ爺の栖へ移動して、加藤さんが日本全国をまたにかけて撮影された風景と生きものの写真を拝見しながら撮影秘話などをお聞きしたいと思います。トークの会のみのご参加も可能です、どうぞお楽しみに。(15時頃から1時間半程度、茶菓は実費をご負担ください)
加藤利彦さん プロフィール
こあじろの森くらぶが「小網代の森を守る会」だった時代から、森のカメラマンとして知られていました。CD写真集など会にも数多の写真を提供していただいています。長年郵便のお仕事の傍ら写真家としての活動を続けて来られましたが、現在はプロの写真家として活躍されています。
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