森の迷句づくり
2015年11月1日(土)、本日はお天気もよく風もなく、沢山の人には出会いましたが、ゆっくり歩く私たちには広い空間があり、混雑した感じがなにも無くて森を一人占めの感じがありました。
交流会のテーマ「森の迷句」づくり
方法 |
① |
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前回、友達と森に入ったとき作ってもらった迷句を3句紹介。 |
② |
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参加者全員に5枚ずつ、長方形の紙とマジックを配布、歩きながら、気づいたことなどを上の句、中の句、下の句と分けて書いて貰う。 |
③ |
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エノキのテラスは他の人数も少なかったので、まとめをする。 |

1句読むごとに大笑い、うなずく顔で皆さん満足できました。
みんな同じ処で過ごしたので、言葉の環境も同じになって、偶然にしても面白い句ができたとの意見がありました。また、来る季節が違うので、同じことをやっても面白いのではないかとの意見も出ていました。
文:宮本 美織・写真:浪本 晴美
今日のコース
今日の小網代 1月17日 凛とした森を静かに歩くと、一呼吸ごとに森の精が肺に流れ込みます。時空の中では簡単に一体感を味わえる瞬間がときたまあるのですが、今朝の森がそうでした。風もなくうす曇りのうすら寒い中でも、さみしさは感じません。ふと見た斜面の、根返りした太い倒木が小網代の森を支えるアルクブータン
* に見えて、一瞬の錯覚を一人笑ってしまった。すっかり葉が落ちた木々が春を待ってまどろんでいます。 N.T
*飛梁、ノートルダム寺院などの外梁
千葉市若葉区郊外に、我が国最大の加曾利貝塚(国史跡指定)が保護されている。遥か遠い縄文時代の原形に近く保存状態は極めて良好、広大な自然公園として整備された中央には市立加曾利貝塚博物館が建っている。
旧石器時代である約2万年前の東京湾の地形想像図を見ると、地球の最寒冷化が進み三浦半島と房総半島は陸続きで中央には古東京川が流れていたと考えられる。神奈川県内の遺跡としては住居跡や石器が出土している、相模川を望む相模原市中央区の「田名向原遺跡(国指定史跡)」が知られている。日本列島に旧石器時代が存在するのを始めて確認したのは、戦後の昭和24年(1949)群馬県岩宿遺跡の発掘である。
約1万年前の縄文時代、やがて温暖化が到来して東京湾周辺の奥地まで海岸線が後退して縄文海進といわれている。縄文人の食料後としてのゴミ捨て場である、貝塚が作られるようになってきた。縄文時代は狩猟採集社会で、弥生時代以降は農耕社会といわれる。 貝塚発掘調査の記録によると、関東周辺には約1000ケ所が分布しているという。横浜市や千葉市、さいたま市等の郊外周辺まで広がっていたと確認できる。その後、大規模な掘削調査の跡は風化や酸化防止のために埋め戻され、東京都大森貝塚の例では遺跡に記念の石碑が2ケ所も建っている。
興味あるのは、着衣で旧石器時代はいずれの資料を見ても皆毛皮を着ている。ところが、縄文時代の衣装ではそれぞれ意見が異なっている。加曾利貝塚博物館では、草木を裂いて綴り着物姿である。横須賀市自然・人文博物館では、想像が出来ないので親子3人が岩礁で食べ物を漁る姿は素裸としている。
縄文時代の加曾利貝塚、発見は明治20(1887)年。当時の地名、千葉県千葉郡都村字加曾利にあったことからこの名称となったという。この場所は現東京湾沿岸から約10キロメートルも奥地に位置している。9000年前(縄文時代早期後半)には、ムラが出来てゴミ捨て場である貝塚が次々と築かれていった。縄目模様の縄文土器を用いて魚や貝、山野の動植物をアク抜き煮炊きして食糧にしたものと推定される。
後に、集団住居した推定約5000年前(縄文時代中期前半)我が国最大の貝塚で、直径130メートルの北貝塚と長径170メートルの南貝塚がつながり、8の字形をしている。それは広大なもので、多数の縄文人が親子代々使用していたものと考えられる。
貝塚は、貝殻のカルシュウム分が酸性の土と中和して自然に保護され残ったものと推定されている。貝塚には、食糧として採取した残り物である貝殻や動物の骨の他に、様々な道具や装飾品等が出土する。それらを収集した加曾利貝塚博物館、さらに貝塚周辺の住居跡を大規模保存した野外施設公園として多くの人たちに展示公開されている。
特徴として貝塚内部を観察できる幾つかの地下道を設け、厚く積み重なった貝塚断面を直接に近く見ることができる。
加曾利貝塚の周辺には、次のような大規模貝塚が存在している。
荒屋敷貝塚(国指定史跡) 直径160メートル
月ノ木貝塚(国指定史跡) 東西150、南北200メートル。

加曾利貝塚 縄文人の食べ残した貝殻の層
加曾利貝塚に残された貝殻の種類
二枚貝 ハマグリ、アサリ、サルボウ、 ハイガイ、バカガイ、シオフキ、 マガキ、イボタガキ、 マテガイ、 シジミ
巻 貝 サザエ、アワビ、アカニシ、バイ、 ウミニナ、カワニナ、ツメタガイ
◎交通 JR成田空港行き、都賀駅乗り換え
千葉都市モノレールで 桜木駅下車、南方へ徒歩20分
祖父川 精治
こあじろの森くらぶオリジナルの卓上カレンダー、できました!
シックな色合いで森の息吹を感じるような写真を高品質に印刷しました。新月と満月のマーク付き、
6枚セット1部を、送料込みの582円でお分けしています(森での販売はありません)。
カレンダー見本(クリックすると拡大します)
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1月・2月
ガビチョウ 撮影は 須藤伸三さん |
3月・4月 オオシマザクラ 撮影は 松下景太さん |
5月・6月 ツユクサとフキバッタ 撮影は 加藤利彦さん |
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7月・8月 チゴガニのアップ 撮影は 松下景太さん |
9月・10月 白花のノコンギク 撮影は 加藤利彦さん |
11月・12月 クサギの実 撮影は 松下景太さん |
お問い合わせは ☎ 046-889-0067(仲澤) |
◆スタッフ会議・会報発行
9/27 スタッフ会議(於:横須賀市立 市民活動サポートセンター)
9/28 小網代 森と干潟つうしんNo.141印刷・発行(於:横須賀市立 市民活動サポートセンター)
10/25 スタッフ会議(於:横須賀市立 市民活動サポートセンター)
11/23 こあじろの森くらぶ通信編集会議(於:小網代の森)
12/5 スタッフ会議(於:南下浦市民センター)
◆交流会
11/1 10:00~13:00 「森の迷句づくり」 参加12名
西川次代、柴内朱美、橋ちひろ、倉沢太輝、橋 美千代、別府史朗、石川登美子 嶋津誠、高橋伸和、藤崎英輔、大高義彦、蛯名喜代作、須田漢一、浪本晴美、鈴木慶子、大川須美、伊勢坊淳子、
盛野成信、盛野雅子、土屋圭子、河合左知子、上田尚美、坪田弥乃子、大塚 敏、河内町子、
塩入一弥、飯田久仁子、仲澤イネ子、ジポーリン菜穂子、岸 修、久水健史、小田島一生、鈴木久夫、坂中敬子、長島智恵子、野内 博、藤野秀代、松森 繁、木内恭子、菊地蔵乃介(敬称略)
以上の方にご寄付をいただきました

次の交流会は2月28日(日)、久しぶりの「ロングロングコース(健脚向)」を予定しています。
広々とした飛行場跡、黒崎の鼻の絶景ポイントから海辺の景色を満喫しながら磯歩き。
アップダウンに富んだコースですから、疲れたらひと休み、お腹が空いたらお弁当をひろげて、
ゆっくり、ゆっくり、エノキテラスを目指します。 辛くなったら無理せずに、車でお迎えにまいります。
お待合せ:三崎口駅前 10:00
持ち物:お弁当、飲み物、(長靴、携帯電話)
14:00ころ散会
対 象 :「こあじろの森くらぶ」会員とそのご家族 ご友人