2016年の「今日の小網代」


◆12月25日(木) クリスマスの午後、 森は光と静寂につつまれていました。 谷の入口を入った途端、鳥たちの楽園。急いで出てきたので、双眼鏡を忘れてしまったのがなんとも残念。 管理作業をしている調整会議の若者二人と1組のカップルに出会ったのみで、あとはのんびりゆっくり気ままに谷を下る。半日広場の茂みの中に、四脚動物らしき足音。じっと息をこらすも姿は見えず。 えのきテラスで日向ぼっこしていると今度はリスの声。近くまで行き木々の間に目をこらすと、は、走り回っている!群れをなして走り回っていたんです!とうとうここまで来たんですね。そのうち、えのきテラスのお客さんに挨拶しにくるかもしれませんね。 干潟にまわると、オオシマザクラにたくさんのヒモミノガ発見。 サクラにもつくことがわかりました。 大好きな木が弱らないか、ちょっと心配です。 大蔵緑地の奥の谷、すっかり整備が進んでいました。支援企業:楽天株式会社作業団体:NPO小網代野外活動調整会議という看板も立っていました。 そのまま北尾根の階段を上り、帰路に。 途中、ピョー、という声。 そういえばアオゲラだと教えてもらったけど、 一度も姿を見たことない、本当かしら、と思っていました。 その途端、そばの木に一瞬だけとまって飛び立っていった ヒヨドリではない鳥! ポンちゃんだ! (とりぱん http://morning.moae.jp/lineup/14 参照) ということで、一人で歩いてもなかなかエキサイティングな森歩きでした。年末大掃除もしないで、来て良かったです。来年の交流会がますます楽しみになりました。  H.N

◆12月2日(金) 少し急ぎ足で森を歩きました、小網代の森らしい紅葉を見るのは数年ぶりのことです。ハゼの赤は盛りを過ぎたようですが、黄色、オレンジ色、淡緑色、濃緑色の重なりが錦の織物のよう。見え隠れする鳥の姿、小鳥たちは大忙しのようです。対岸の木の上にアオサギの姿を発見! 以前は森を訪れるたびに100%近い確率でアオサギの姿を見ることができたのに、今はすっかりカワウ・ウミウにとって代わられています。私としてはアオサギの方が良かったな!  M.H

◆10月23日(日)  浦の川には、三浦市水道の送水管が埋設されている。 露出している太い鉄管上に、一瞬トグロを巻いている蛇かと思った。  森中ではタヌキ、イタチ、ウサギ、アライグマ等の落し物を 見ている。これは消化の悪い木の実や種子が混じって無いので、 進入禁止のペット犬のモノと考えられる。  源流では、中国産のガビチョウが声高く鳴いていた。 「S」

◆8月28日(日) 久しぶりに気のおけない仲間と歩く森! 期待どおり、クサギの花が盛大に咲き誇って迎えてくれました。 小網代の貴婦人と言われるモンキアゲハも賑やかに踊っています。 やおら高く飛び出したのは一頭のカラスアゲハ! 漆黒の鋭さにキラーンと金属の粉を光らせて。 ただただ、大口あけて見惚れるばかりでした。  A.M

◆8月28日(日) 干潟の入り口のヌルデの木、すべての枝先がもやもやと何かに覆われる。 ケムシの巣!? そうか、糸を吐くのはクモだけじゃなかったんだ。正体見たし。   H.N

◆8月28日(日) ボードウォークの下から涼しい風が吹き上がる。そして甘い香りがほんわりと、クズの花がもう咲いている! まだ開かないススキの穂が風にそよいで、足もとの草むらにはヌスビトハギの可愛らしい花とさや、森は秋の気配に満ちています。   M.H

◆8月28日(日) 「こあじろの森くらぶ」の総会が終わってから、 Beautiful Womanのみなさんと森の中へ。 蝉時雨をあびて。クサギの花、アレチヌスビトハギ、ミズヒキ、キンミズヒキ、シロバナサクラタテ、ヤブミョウガ、ヤブラン、カントウヨメナ、コウガイゼキショウ(イグサ科)、ヤマゼリ、トチカガミ(葉っぱだけ)、マンジュウ型の白いキノコはシロノハイイロシメジ? それともオトメガサ? コタマゴテングタケ? 単に色だけで判断しているので断定はできない。キノコ博士はいないかあ~。 エノキテラスからハマカンゾウを眺め、北尾根~台地上の畑~三崎口と歩く。ほどよい疲れと、分からないものだらけの森。いつ来ても何か新しいものがあり、飽きないところ。またくるでようー。 天候のせいか、人の少ない静かな森。これが本来の姿と思うのだが…。  K.S

◆8月11日(祝) みなさま 残暑お見舞い申し上げます。 山の日、いかがお過ごしになりましたでしょうか。 山と聞いて、海に行きたくなる、天邪鬼。 ひさしぶりに干潟に出かけてまいりました。 森の中で出会ったのは家族連れやペアが10組ちょっと。 みんな山に行っちゃったのかしら。思ったより人が少ない。 だーれもいない干潟を1時間ほど楽しむことができました。 チゴガニとシオマネキのダンス会場に、ウミニナやホソウミニナがたくさん押しかけていたように感じました。しかもウミニナ率が高くなった? 夏の間はそうなのか、砂質が変わったのか、謎です。 脇のハマボッスはたくさん実をつけていました。 周辺は刈りこまれていましたが、残してくれていてヨカッタ。 どんな実かって? 知りたい方は干潟へGO! クサギの花に集まるカラスアゲハ、やっと見つけたクロコノマチョウのさなぎ、ガマとタコノアシの隙間にシロバナサクラタデ、ふわふわ群れ飛ぶウスバキトンボ、 愛おしいくも、蜘蛛、クモ、・・・ 夏ですね。   H.N

◆7月20日(水) 小網代の森は満月です。速い雲の間から顔を出したり、隠れたり。 せわしなく森を眺めています。木々や草の葉はそのたびに暗いかげからささやくようにきらめくのです。 じいいいい・・・、びいいいい・・・、すいいいちょんと葉陰の住民たちもおしゃべりしています。 遠くからは夏祭りのお囃子の稽古がとことこ、つくてんつくてんとこだましてます。 もうすぐ梅雨明け、さあアカテガニの季節のはじまりはじまり。   N.T ◆6月15日(水) 知り合いの方と一緒に森に行きました。丁度、山百合が咲き、ハンゲショウも見ごろを迎えていました。干潟は潮が上げてきていましたが、チゴガニ、コメツキガニが見られました。