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第30回交流会「春の森と植物が恋しくて」


第30回交流会 2022年4月29日(祝・金) 参加者6名
前日「午後から雨の予報、どうしよう。森でお弁当は食べられるかしら。」と心配になりましたが、スタッフのMさんが念のため13時からベイシアの三浦市民交流センター(ニナイテ)研修室を予約してくれ、一安心。森に入る前に各々しっかりとカッパ、ポンチョを着込み、リュックもカバーをつけて雨ガード。すでに細かい雨が降ったり止んだりしていましたが、幸い、風はほとんどなく、しっとりとした緑の森を楽しむことができました。 えのきテラスに到着する頃には雨も上がっており、ここで昼食できるかもと思ったところ、参加者のTさんから「スマホで雨雲チェックできるんじゃない?」と一言。確認すると、なんと15分後には濃い雨雲がやってくることがわかり、慌てて予定変更。小網代バス停へ向かい、バスで引橋へ。無事ベイシアに到着し。ゆっくりと昼食をとりながら、交流を深めました。


※ 油壺マリンパークが閉館し、三崎口⇔油壺温泉のバス便(京急バス)が減っています。 1時間に1便という時間帯もありますので、シーボニア入口や小網代からバスで駅に戻る場合は、事前にバスの時刻を調べることをお勧めします。
記・写真:浪本晴美

引橋入口の手前から、高い木に絡みついたフジの花が、あっちにもこっちにも美しいシャンデリアとなって、迎えてくれました。遠く、高くに仰ぎ見るフジだけでなく、重くなりすぎて絡みついた木の枝が折れ、落ちた地面から沸き上がるように立ち上がり、辺りに甘い香りを振りまいていたフジも、手で触れそうな近くに垂れているのも。今年はいろんな姿のフジに出会えました。昨年はコロナで会えなかったけれど、その間も数を増やし、どんどん大きくなっていたんですね! かすかな霧のような雨が、森の植物たちをいっそう元気にしてくれているようです。 前にフデリンドウの咲いていたところを少し下った辺りで、「この木は何だろう」と、Nさん。私の知っているはずの木なのです。「ほら、あの、その…」頭を振っても名前がでてきません。Nさんはいつも写真の記録をきちんと残してくれるので、あとから図鑑で調べたり、記憶を蘇らせるのに大助かりです。むかしむかしの若い頃は1、2度聞けば忘れなかったのにな〜。 古い会員のFさんと、「小網代の森を守る会」発足当時の思い出話をしながら歩きます。 Fさんはずっと以前から、小網代の森が大好きで、熱心に応援してきて下さった方です。 「森の中に、所どころでいいんだ、手すりのようなものがあるといいね」 「年をとるとね、ゆっくりとしか歩けない。どこか一ヶ所でいいから、腰かけられるところがあると、助かるんだが」 ごもっともです。私たちスタッフも老齢化し、記憶力は衰え、歩みはゆっくり(ゆっくりなのは30年来変わりませんけど…)。自分たちにとっても、切実な事だと感じました。

記:松原あかね 写真:浪本晴美

ベイシアの駐車場で霧雨が降る中、雨具に着替えて森へとむかいます。「ひげ爺の栖」の店近くの桑の木、花が終わって実が赤くなっています、もう少し黒くなったら、食べ頃となるでしょうね。マルバウツギの花、下にはタツナミソウの白い花々、タンポポ、ケキツネノボタンの黄色い花、森に入る前からワクワクさせてくれます。 水道広場に着くと見晴らしが良くなっていて、森の中にフジの花が「見て私はここよ!」とあっちこっちで主張しています。 階段の途中に、ニワトコが、青い実をたくさん付けているのが見ることができます。 降りきると、ショカツサイの花、そしてシダの新芽がお出迎え。 シダを眺めていたら葉の上にアサヒナカワトンボ(オス)、近くには(メス)が飛んでいました。 川をのぞけばオタマジャクシが泳いでいます、カワニナも見えます。 道を進めばヤマツツジの赤色、ヘビイチゴの赤い実を見つけるたびに顔がほころびます。 道の脇には、芽生えたばかりの若木がちょこんと葉を広げています。
ヤナギテラスでは、スズメバチの女王達が木をかじって、巣作りの材料集めに夢中になっていました。 エノキテラスでは、池沿いに黄色い花が咲き誇っています。後日ビブスを付けたスタッフさんに名前を聞きました、ウマノアシガタと言うそうです。 そうそうシオカラトンボに似ている、シオヤトンボにも会えました。このトンボは、この季節に見られるそうです。 霧雨の中でも、鳥の声を聴き、花に誘われたクロアゲハ、モンキアゲハ、ジャコウアゲハ、トンボそしてあざやかな新緑、花々、森は様々な景色を見せてくれました。 ありがとう、また仲間とゆっくりのんびり歩きに森を訪れたいと思います。

記・写真:三本保子

ご参加の皆さまからコメントをいただきました


 

 

 

 

スタッフ研修 海岸歩きより


 

 

 

 

 

サロン小網代

随 想

 

 

 

遊行寺から江の島へ

2022.5.7  祖父川精治
藤沢市内には、「えのしまみち」と親しまれてきた江の島弁財天の道標が10ヶ所も現存し、市指定文化財となっている。火成岩製でほぼ同じ尖頭角柱で、1600年代に信仰篤い目の不自由な杉山検校が寄進したものと伝わっている。江の島詣では、丹沢大山参りと結んで江戸時代の手軽な江戸住民たちの小旅行だったのである。 杉山検校の、作り直され新しくなった銅像が江の島神社に現存する。 東海道藤沢宿にある、名刹の時宗総本山遊行寺へ参詣して江の島へ向かうことにする。遊行寺横の長い坂道は国道1号で、正月お馴染みの関東大学駅伝では難路として有名である。 藤沢駅北口から、遊行寺通りと親しまれた道を北上し、石塔が並ぶ庚申堂の先に「えのしまみち」と刻まれた道標を確認する。朱塗りの遊行寺橋の際に資料記念館がある。昔は、大いに賑わいを見せていた全国三大広小路の一つであったと紹介している。 黒門を通り石畳の坂道を登ると、時宗総本山藤沢山無量光院清浄光寺、通称遊行寺である。始めて遷都され京都から東京へ向かった、若き日の明治天皇も宿泊されている。 遊行上人から各参拝者に手渡す、賦算の木版札「南無阿弥陀仏」のお札配りが今も続いている。東門脇にある大正15年国指定史跡、応永23年「1416」敵味方区別なく弔った怨親平等の碑石「敵味方供養塔」が貴重である。他に、浄瑠璃で有名な小栗判官と照手姫縁の小栗堂が寺奥にある。 6月には、本坊書院回廊に囲まれた奥庭の花菖蒲田を開放している。静かに鑑賞させて頂くことにする。 旧江の島道は、交通の激しい車道へと変わっているので、湘南海岸へ流れ込む境川沿いの遊歩道を歩くことにする。武蔵国と相模国を分ける境川、水源は東京都町田市の最高点の草戸山「365メートル」である。汽水域なのに、魚の飛び跳ねる音に水面が大きくゆれている。土地の人の話では、干満の水位水面の差が1メートル位はあるよといっていた。 新川名橋では、境川最大の支流である柏尾川が合流する。 奥田橋の先、左側の山林は市街地では珍しい広大な自然林に囲まれた森林公園。江戸時代の古民家が移築保存されている。最高点は67メール。 湘南の瀟洒な住宅が立ち並ぶ中を、緩やかに蛇行して流れ個性的な橋が幾つも架かっている。江ノ電鉄橋の下を通り、川沿いに大きく廻り込んで進んで行く。 前方の丘の上に、白亜の滝口寺仏舎利塔を望むことができる。県内唯一の五重塔や鎌倉時代の刑場跡。中国元の国使を弔った供養塔がある。 竜宮城風の小田急片瀬江の島駅、大勢の観光客でいつも賑わっている。最近の情報では、小田急は新宿と江の島間の直通運転を止めて、全て藤沢駅で折り返しとなるという。
運転手と車掌が先頭車両と後尾車両を前後入れ替え交代するのが大変なのである。それに話題として、子供運賃をどこまで乗っても全て50円にするという。私鉄では始めての取り組みである。 北斎の富士三十六景や広重の相州江の島図を見ると、干潮で砂州が現れた時に裸足になり徒歩で江の島に渡っている。後に危うい木造の仮橋となり、渡し賃は2銭だったという。現在は車道の江の島大橋と歩行者専用の江の島弁天橋を利用する。 江の島の最高点は60メートルで、エスカレーターもある。大勢の参詣者たちで賑わう、参道の石段道を登り、下りして江の島神社の辺津宮、中津宮、奥津宮、更に南面の危うい断崖を下り洞窟巡り「有料」が楽しめる。

 

 

 

 

 

29日交流会の下見

記・写真:宮本美織

 

 

 

 

 

小網代を詩う

 

 

 

 

今日の小網代



 

 

 

こあじろの森くらぶオリジナルカレンダー
2023の画像を募集します

こあじろの森くらぶオリジナルカレンダーの2023年版をみんなで作りたいと思います。カレンダーに載せる写真を募集しています。応募された方には参加賞として、2023年版カレンダー(1部/人)をプレゼントします。ふるってご応募くださいますようお願いいたします。

募集要項

応募資格 こあじろの森くらぶ会員とそのご家族、ご友人の方
応募受付期間 2022年7月1日から2022年9月30日まで
応募作品 2021年10月から2022年9月までに小網代の森で撮影した写真で、他に発表されていない作品(季節感のある写真が採用されやすいです) 横長の写真で500KB以上のデジタルデータ(可能であればJPG)
応募方法 info@mori-club.comに、申し込みメールをお送りください。メールタイトルを「カレンダー申し込み」とし、メール本文に、お名前・ご住所を明記してください。こちらからご案内メールを返信させていただきます。
選 考 2022年10月にリモートで選考会
発 表 2022年11月下旬発行のこあじろの森くらぶ通信に掲載
お問合せ info@mori-club.com(写真受付担当)

 

 

 

 

 

 

こあじろの森くらぶ NEWS

スタッフの活動

2022.03.13(日)   第29回交流会 鳥いっぱいの谷と海 2022 コロナまん防措置期間のため中止
2022.03.20(日)   通信No.30印刷(横須賀市立 市民活動サポートセンター)
2022.03.26(土)   編集会議09(リモート)
2022.04.02(土)   スタッフ研修 光の丘水辺公園・かろうと山古墳探検
編集会議10(リモート)
2022.04.10(日)   スタッフ研修 海岸歩き
編集会議11(リモート)
2022.04.16(土)   編集会議12(リモート)
2022.04.23(土)   第30回交流会下見
編集会議13(リモート)
2022.04.24(日)   第30回交流会下見 スタッフ会議(リモート)
2022.04.29(金)   第30回交流会・午後スタッフ会議(於 ニナイテ会議室)
スタッフ会議・編集会議14
2022.05.07(土)   編集会議15(リモート)
2022.05.09(月)   第31回交流会お知らせハガキ発送
2022.05.18(水)   編集会議16(リモート)
2022.05.22(日)   「光照寺ご住職のお話を聴く会」冊子、印刷・製本 (横須賀市立 市民活動サポートセンター)
2022.05.28(土)   第31回交流会下見

 

 

 

 

ご寄付ありがとうございます

俵 国芳さま  浪本晴美さま  三本保子さま  宮本美織さま  望月光子さま
以上の皆さまにご寄付をいただきました。大切に使わせていただきます。

 

 

会員更新のお知らせとお願い

今年も会員更新の時期がやってまいりました。数年ぶりにコロナの規制が取り払われて、清々した気分のこあじろの森くらぶスタッフ一同、今後の交流会の企画にも力を入れてまいります。会員の皆さまとご一緒に心ゆくまで森の空気を堪能したいと思います。 今日まで、森を見守ってくださった皆さまに、是非会員の継続をお願いいたします。本通信に振込み票を同封させていただきました。
年会費 1,000円(7月〜6月 入会金不要)
郵便振替 記号番号 00290-6-137203
加入者名 こあじろの森くらぶ
*恐れ入りますが、払込み料金をご負担ください
昨年までとは払込み料金が変わっています。3万円以下の払込みでは152円(通帳・カードを使用して払込み)。
現金で払い込む場合は262円と変更になっていますのでご注意ください。

 

 

 

光の丘水辺公園ハンゲショウ群生地公開のお知らせ

光の丘水辺公園から今年もハンゲショウ群生地公開のお知らせが届いています。ぜひお出かけください。

期間:6月25日(土)〜7月3日(日)
規制区域開放時間:午前10時から午後3時まで
光の丘水辺公園HP:https://www.ryokukazouen.jp/mizube/
水辺公園管理事務所電話/FAX:046-849-7650

第31回交流会のお知らせ 「ホタルを見にいこう!2022」

2022年6月4日(土)16:00三崎口駅前集合
*雨天中止について 中止の場合は5日に順延
当日の天候は神奈川県の判断によります。15時時点で、雷または大雨等の注意報以上が発令されている場合や、降雨が予想される場合は夜間開放が中止となります。中止の場合は神奈川県ホームページでお知らせがあるそうですので、お出かけ前にご確認ください。
神奈川県ホームページ:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/d2t/kankyo/koajirohotaru.html

谷を下り、えのきテラスで休憩後、ホタルを観察しながら谷を上って帰る予定です。懐中電灯、軽食のご用意を。保険はありませんので自己責任でご参加お願いします。当日はサプライズの企画を楽しみながら、暗くなるのを待ちたいと思います。暗くなるにつれ、ポツリ、ポツリと光り始めるホタル。待つのも楽しみの一つです。

「光照寺ご住職のお話を聴く会 記録」冊子、同梱のお知らせ

 前号でお知らせした冊子、「小網代の歴史を訪ねてみようU 第28回交流会(2021年12月4日)光照寺ご住職のお話を聴く会」の記録ができあがりましたので、通信と一緒にお届けします。録音・テープ起こし・内容の確認のための調査活動や聞き取り、ご住職にも何度も足を運び、ご協力を頂きました。時々の脱線もありましたが、毎週のリモート編集会議で、少しずつ出来上がって行く喜びは何物にも代えがたいものでした。皆様に分りやすくお伝えできるようにできていると自負しております。
 印刷製本はスタッフ8名と会員で行いました。製本道具を持参して協力して下さった会員さんを中心にうまく分担して作業は進みました。150部、出来上がった時は「今度から製本のバイトができるね。」こんな会話も聞かれました。お知り合いの皆さんにもご紹介いただけましたら幸いです。 追悼 「小網代の歴史を訪ねてみようT」で大変お世話になりました出口喜八郎様は2021年12月に天寿を全うされました。謹んでご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

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