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こあじろの森くらぶNEWSご寄付ありがとうございます第23回交流会の予定

第5回 こあじろの森くらぶ総会


開催日:2020年8月30日(日)15:00~15:30
会場:コロナウイルス感染の拡大により、リモート開催

開会のご挨拶
 こあじろの森くらぶ第5回総会を開会いたします。
 今回はコロナの動向を睨みつつ、リモートでの開催といたしました。初めてのことで、不慣れな点が多々あろうかと思いますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 本来ならば、東京オリンピックが終わり感動感激に浸っているところでした。総会に先立ち何度も行われたスタッフ会議も、市の会場が使えない時はビデオ会議やスタッフのメール便を利活用してきました。
  会員のみなさま、スタッフのみなさまのご協力、ご支援によりまして、今年も無事に「第5回 こあじろの森くらぶ」の総会を迎えることができ感謝申し上げます。
 今年度最大のニュースは、9月8日の台風15号、10月12日の台風19号の襲来により、こあじろの森が大きな被害を受けて、長期間閉鎖されたことです。千葉県内では、この台風で頑丈で高い送電線の鉄塔が何本も倒壊しております。記録的な出来事でした。
 引き続き、新型コロナウイルスによる長期の閉鎖がありました。
  この小網代の森の閉鎖期間中に、引橋側の足場の悪い坂道が舗装道路となり歩き易くなりました。また破損した遊歩道も整備されました。広葉樹の多かった小網代の森が明るくなったような気がします。
  コロナによる閉鎖で森に立ち入れない不満を少しでも解消していただこうと、森歩きを追体験できるDVDを作成し、疫病退散の願いを込めたアマビエのレーベルでお届けしました。
  森の閉鎖は6月上旬まで続き、7月12日、ようやく実現した第22回交流会「何はなくとも森あるき」では、県花であるヤマユリの花が4ケ所で咲いていました。
  また、商業施設ベイシア三浦店に隣接する引橋側の無料駐車場が整備されて、小網代の森へマイカーの利用が可能となりました。三浦市ではどうぞ自由にご利用下さいとのことです。
 特別なお知らせとして、多数の参加者があり実に好評でした2018年9月に実施した座学と現場研修の「変形菌を探そう」に引き続き、2019年10月20日に実施しました「いつでも、どこでもみんなの地衣類」があります。高名な地衣類の専門家で、数多くの著書のある山本好和先生をお招きし、午前中は三崎口駅に近い潮風スポーツ公園会議室で座学の後、小網代の森の現地研修会で学ぶことができました!詳細は、通信No.19号をどうぞご覧ください。
 会員の皆々さま、どうぞ「こあじろの森くらぶ」の行事へ参加して、くらぶの活動をご一緒に楽しまれることをお勧めいたします。
祖父川精治(代読 松原あかね)

総会概要
 令和2年(2020)8月30日(日) 「こあじろの森くらぶ」 第5回の総会がリモートで開催されました。リモート出席者13名に委任状45件を加えて、総会の資格確認がされ、議事に入りました。
 30数年にわたる歴史の中でも初のリモート開催ですが、加藤議長の熟練の進行のもと議事は速やかに審議され、第1号から第6号までの議案全てが全員一致で承認されました。
  二部として当初予定されていた、石塚敏久氏による写真ショー、「新型コロナを吹き飛ばせ!小網代からParisまで・・・」は残念ながら中止となりましたが、スタッフ、会員の皆さまからの要望が非常に多かった企画ですので、日を改めての開催をお願いする運びとなりました。
 また、お忙しい中、委任状の提出にご協力くださった皆さま、総会開催についてのアドバイスをくださったFさまに、深く御礼申し上げます。
橋 美千代

閉会のご挨拶
 今年の会議、新コロナウイルス蔓延のために、このようなリモートという形になって、何か新しい形になって、あか抜けして、声もよく聞こえて、よく見えて、いつものスタッフの方たちばかりの総会になってしまいましたけれども、新しい方にもボチボチ入って来ていただいて、賑やかにやってゆけてよかったですね。
 本当に、こんな時に、こんなに素晴らしい総会ができてすごく嬉しいです。皆さん、一生懸命練習した甲斐がありまして、何か、皆さんリモートのプロのような感じで座ってらっしゃって、安心しました。本当にどうなることかとそればかりが心配でした。これで、新しい方が入って来ても、いろいろ、直接、ご質問にもビデオを使って顔を合わせて、森の紹介やみんなの話もできそうな感じがして、今までより一層“密”な会になれそうな気がしてきました。
 中井さんの詩にもよく歌われているように、森は逃げませんから、本当に、我々が諦めなければ、いつまでも想っていれば、森はいつまでも待っていてくれますので、森でゆっくり皆さんとお会いしながら、虫や鳥や微生物たちと、本当に最近は、目に見えない仲間たちもたくさん増えていまして、おかげで虫眼鏡や顕微鏡の出る機会が多くて、すごく楽しいです。
  ひとつ私は、今まで夜のカニパト、ホタルの観察会で、星パトができなくてちょっと寂しいですけど、今、夜、木星と土星が並んでいて、昨夜は間に月が入って、夜な夜な望遠鏡で、外を見ていました。すごく気流も落ち着いて、木星の模様だとか、衛星の影なんかも木星にぽつんと写って、きれいでした。今晩もいいお天気で、木星・土星が見えると思います。目では見えませんけど、確認だけしてください。木星が明るいので、そのうち、夜の観察会で望遠鏡を覗いていただきたいと思いますので、是非、皆さんも健康に留意して、森で会を実施できることを期待して、ご挨拶とさせていただきます。
 是非是非、本当に、健康に気を付けて、お会いしましょう。どうもありがとうございます。
高橋伸和

議 事
議事の詳細は会員専用ギャラリーからご覧ください。

 

 

 

総会にコメントを寄せていただきました

新入の会員様からご挨拶をいただきました

 

 

 

三浦半島の植物


名前も姿もキクのようですがキクの仲間では無く、花びらのように見えるのが、実はがく片だったり、優し気な雰囲気のうちに毒を潜めていたりと、謎めいて捉えどころのない植物です。 まるで、知らない間に人々を虜にしてしまう魔女のよう。可憐な姿に魅せられて、ついつい見入ってしまうのは危険かもしれませんね。
シュウメイギク(秋明菊) 2011年10月



画 野内眞理子

 

 

 

 

サロン小網代 随想


 

 

 

サロン小網代 大津海岸から観音崎

2020.9.10 祖父川精治
 横須賀市では東京湾側の大津海岸から観音崎の手前、走水海岸までの海岸線の護岸を高潮対策として、改修改良工事を施行してきた。その後、護岸上を歩行者専用の「うみかぜの道散策路」としている。護岸は2段構造で、波浪の激しい時は陸側の護岸上を歩行するようにとしている。
 また、JR横須賀駅から前半は市街地を歩行し、大津海岸を経て観音崎までを海と緑の10000メートルをプロムナードのウオーキングコースとして市民に推奨している。
  遠く霞む房総半島の山々、おだやかな青い海に浮かぶ数多くの釣り船。白い豪華客船や超巨大なコンテナ船に目を見張る。
 京急大津駅から潮の香に誘われるように、国道16号を渡った先に小規模な大津漁港。そこから限りなく直線が続くような、プロムナード護岸へ出る。左には緑の猿島が浮かんでいる。東京湾では唯一つの自然島で、明治時代から首都東京の守りの要として長期間立ち入り禁止の軍事施設であった。
 「釣り禁止」の標識があるのに護岸上から釣りを楽しむ人たちがいる。それだけに魚影が濃いのである。馬堀海岸の由来について、荒馬が馬蹄で土手を掘ったら清水が湧出したという「蹄の井」伝説による。
 やがて、横須賀市水道の走水水源地。ここは良好な地質構造によるものか、文字通り地下水に恵まれた所である。明治41年(1908)に完成した鉄筋コンクリート建造物で、国登録有形文化財。「横須賀軍港水道浄水地、明治四十壱年九月竣工」の鉄製プレートが貴重である。3月下旬からの桜花の開花期には水道局施設内を一般に開放している。また、おいしい走水の自然水を味わうこともできる。
 急な車道を行くとそこは、国土交通省選定の「関東富士見百選」の標識があるように、遥か遠くに富士山を望み眩い横須賀港の大パノラマが広がっている。西側の小原台には、約1700名の学生を擁し幹部自衛官を育成する防衛大学校がある。
 走水漁港を見て、狭い寺町風の家並が続く旧道へ進む。走水神社の祭神は日本武尊と弟橘姫命。境内には走水の名水、背後の高台には明治時代に活躍した東郷、乃木将軍他多数の軍人の名を刻んだ歌碑が立っている。
 観音崎京急ホテルの先に白亜の横須賀美術館がある。屋上はおだやかな東京湾を望むすばらしい展望台となっている。明るいテラスでは名画の中にいるような気分で食事が楽しめる。
  磯遊びする子供達を避けながら、石畳みの遊歩道をぐるりと岬先端を廻りこむ。古くは仏崎といい墓石群や観音洞窟跡を見る。道標に従い灯台入口から急な石段坂を登る。観音崎灯台は明治2年(1880)わが国で初の洋式灯台として点灯したもので、現在のものは3代目である。長いトンネルを抜けると、そこは県ビジターセンターと観音崎自然博物館が並んでいる。透明度の高い海岸から、近くの岩礁には多数のウミウが確認できる。 

 

 

 

 

小網代を詩う







 

 

 

こあじろの森くらぶ NEWS

スタッフの活動

2020.07.26(日)   通信No.22印刷 (横須賀市立 市民活動サポートセンター)
2020.08.09(日)   スタッフ会議(リモート) 20:00~
2020.08.16(日)   スタッフ会議(リモート) 20:00~
2020.08.23(日)   スタッフ会議(リモート) 20:00~
2020.08.30(日)   第5回総会 15:00~ (リモート開催)
2020.09.06(日)   スタッフ会議(リモート) 20:00~
2020.09.20(日)   スタッフ会議(リモート) 20:00~

 

 

 

 

 

ご寄付ありがとうございます


木村ちよの様、佐藤美枝子様、鈴木カヲル様、仲澤イネ子様、廣川ひで子様、松林伸子様 (五十音順)
以上の皆さまからご寄付をいただきました 大切に使わせていただきます。

 

 

 

 

第23回交流会のお知らせ

小網代の秋を感じよう

 繰り返す長い閉鎖期間のあと、7月12日にようやく今年2度目の交流会を実施することができました。久しぶりの森で、久しぶりの人と顔を合わせることができて、一同猛暑なにするものぞの大盛り上がり。
 季節は移って深まりゆく秋、ゴンズイ、ガマズミ、クサギにムラサキシキブ、ビナンカズラやサルトリイバラ。色々な草木の実が色づき始めている筈。ゆっくり歩いて、猛暑の夏を乗り越えた生きものたちの姿を観察したいと思います。
 今回も三崎口駅前から引橋までバスを利用して、ゆったり森を歩きます。干潟に着く頃には楽しいサプライズがあるかもしれません。
開催日 : 2020年10月25日(日) *荒天の場合は中止します
お待ち合わせ : 10:00三崎口駅前 14:00頃散会
持ち物 : お弁当、飲み物、図鑑・双眼鏡などお好みの観察グッズ (マスク着用必須。また密を避けるため、日傘などの携行をおすすめします)
対 象 : 「こあじろの森くらぶ」会員とそのご家族、ご友人
* 保険はありませんので、ご参加は自己責任でお願いします。
* スズメバチの活動シーズンです。攻撃されにくいお仕度をお願いいたします。 (ex.黒っぽい服装・帽子を避ける、甘い匂いのする香水や整髪料を使用しない、飴やジュースを口にして歩かない……)
* 新型コロナウイルスの感染状況により、中止・変更となる場合はHP、メールなどでお知らせします。またメール・電話によるお問合せも受け付けています。(下記枠内の連絡先をご参照ください)

 

 

 

 

 

 

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