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小網代切り抜き紀行 「午後の森を歩こう

2016年4月29日(祝)交流会
今回のテーマは小網代切り抜き紀行 「午後の森を歩こう
参加者は12名でした。

 

      朝から雨模様で、駅に着いた時もまだぽつぽつ降っていました。それでも一緒に歩こうと勇んで集まった仲間と今日も不思議なコースをたどって森へ向かいます。
 今回はお昼の集合です。まずは腹ごしらえの場所探しです。国道の左にある三浦市のスポーツ公園をめざしました。出発すると雨はやんで、すぐに広々とした公園に着きました。
      400メートルトラックとサッカー場、野球場は子供たちのスポーツ大会でにぎやかです。観戦しながらさっそく持参のお弁当やおやつをほおばります。手が届きそうな距離に、武山や大楠山が横たわり、広い大空のもとでゆったりとお昼をすませました。
 畑のなかの農道をのんびり歩くと少しずつ標高が高くなり相模湾と江の島や東京湾をゆく船もはるかに見渡せます。
大好きな森へまっすぐ行かない。おいしいものは後から食べる。そんな感じで森へのアプローチを楽しみます。
     すると、「ややや・・・?!」大きな大日如来の背中に行きあたりました。石仏をたくさんまつる妙音寺です。こっそり裏口から入って境内を散策。表の参道へと下りました。
   
     その後うっそうとした谷戸道を通って三崎高校跡地の信号を渡りやっと森の入口へ到着。
 今日は午後からなので森に射す日差しの角度がいつもと違い、なんだか不思議な感じがします。
 
大回りして少しくたびれた足を静かな森がいたわってくれます。 「ああ森だ・・・」ゆっくり木道を歩いて、空気の匂いを嗅ぎ、カエルの鳴き声を聞き、いつもの通り五感を広げて体を森に溶け込ませました。
(記:高橋伸和 写真:浪本晴美)

 

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今日の小網代7月20(水)
  小網代の森は満月です。速い雲の間から顔を出したり、隠れたり。 せわしなく森を眺めています。木々や草の葉はそのたびに暗いかげからささやくようにきらめくのです。
 じいいいい・・・、びいいいい・・・、すいいいちょんと葉陰の住民たちもおしゃべりしています。
  遠くからは夏祭りのお囃子の稽古がとことこ、つくてんつくてんとこだましてます。
  もうすぐ梅雨明け、さあアカテガニの季節のはじまりはじまり。   N.T

 

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 野内眞理子さんは1993年から小網代の森と干潟を守る会の会員で、スタッフとして会計を担当されていました。 明るく優しく、穏やかな人柄でスタッフ皆に信頼され慕われていましたが、病のため2013年7月に逝去されました。  遺品の中から発見されたスケッチブックには、緻密さの中に見事な質感を表現された植物の姿が生き生きと描かれていました。生前に発表されることの無かった作品を、ご遺族からこあじろの森くらぶへ寄贈していただきましたので、野内さんの植物の世界に中井由実さんの詩を添えて、少しずつご紹介してまいります。

ツユクサとマルバツユクサ 2011年7月

 

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 2008年5月12日、14時28分、中国・四川省汶川県の龍門山周辺を震源とするM8.0級の直下型巨大地震が発生した。
 北京オリンピック開催まで僅か3ケ月前のことである。強烈な大地震で遠く離れた上海、北京でも揺れが確認されたという。「地動山揺、天崩地裂、生命瞬間失去了」
中国側の資料によると死者51,151人、行方不明29,328人、重軽傷者288,431人、被災者4,550万人。重大な被害を受けた地域は、我が国の3分の1に匹敵するといわれる。2.500メートルの山地にある臥龍パンダ保護センターや、野生のパンダも多数被害を受けたと推定される。
 胡錦濤国家主席、温家宝首相が直ちに現地へ飛び、直接に指揮指導をされた。後日なおも大きな余震が続き、313回を数えた。全世界各国からの資金・救援行動等を全て断り、自力再生を誓ったといわれる。
 地震直前の被災地ではヒキガエルが不可思議な集団異常行動をとった。交通量の多い地上の道路上へ、沼や土中に生息するカエルたち数千、数万匹が一斉に姿を現した。私は、中国の地方版新聞紙上へ写真付で紹介されているのを読んでいる。それは大地震の不吉な前兆行動ではないかと住民達を不安に思わせたという。
 四川大地震では、主に小・中学校等公共的建物の崩壊が激しかった。設計施工等建築上の問題ともいわれ名づけて「豆腐のオカラ建築」と被災地域住民達は酷評した。
 なぜ、このような大災害情報の詳細を承知していたかというと、私たちは僅か10日後の同月22日から山西省の五台山へ登っている。3000メートル級5ツの台地状の山が連なる中国山岳仏教の聖地で、遣唐使へ同行し後に高僧となった天台宗の円仁(慈覚大師)等、我が国からの修行僧たちも来山している。
 大災害直後のことでもあり自粛としたが、中国側では是非計画どおり来中してほしいというので出掛けたものである。帰り、北京では巨大な鳥の巣という愛称のあるオリンピック・メインスタジアム会場等を見学してから空港へ向かった。
祖父川 精治

 

三浦半島のイベント情報
三浦市 第36回三浦海岸納涼まつり花火大会
日時 2016年  8月9日(火)19:30~20:15   *予備日 8月10日(水)
場所 三浦海岸海水浴場 京急三浦海岸駅、下車直前

 

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 森を歩いていていつもいつも挨拶しているけど誰だかわからない。こんな不思議がたくさんあるのが小網代の森です。
 でも、このたびようやくお一方の素性がわかりました。ヒモミノガさんです。
 ある日の森で旗を振ってくれているのに気が付きました。なんだろうと近寄ってジッと眺めていても、ひらひらと風になびくばかりでなんだかわかりません。とくにジャヤナギにたくさんいらっしゃるようです。
 たぶんみなさんも目にしていると思います。木の幹から垂れ下がる3~4センチくらいのひもです。  まだ見たことがないと言う方は、今度森に入ったらジャヤナギの幹を良く見てください。きっとすぐに見つかるはずです。
 風が吹いていると、ヒラヒラとよく動きます。ばらばらだったり、シンクロしていたり、まるでチゴガニダンスのようです。
 一本拝借してルーペで覗くと糸がからまっているので、なんかの生き物だろうなと思いながら何年もたってしまっていました。
 そんな疑問をいつも話していたので、森の仲間が調べてくれたのです。
 ミノムシのなかまでヒモミノガというそうです。木の幹に細い穴を掘ってその中で羽化まで暮らし、穴の口に続く袋の中を移動して周りの樹皮に生えた地衣類を食べているようです。
 糸をだして生活する生き物はたくさんいます。クモやカイコや水中のトビケラなど。糸はとても丈夫だそうです。絹などずいぶん人の役に立っていますね。いつか羽化のときにごあいさつしたいものです。
高橋 伸和

参考文献:杉本美華, 2010, 木に潜るガ,ヒモミノガ(ミノガ科), 昆虫と自然, 45(14)

 

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森を巡る逸話を不定期で 宮本美織 記

  小網代湾の青を背景に手前にカワセミが・・・いつかスタッフの浪本さんが通信に描いた図柄が丁寧に縫われてタペストリーに変身!これは富山県の会員、盛野雅子さんの作品、素晴らしい出来具合の作品です。宮本も浪本さんの許可を得て、コーヒーカップの窓絵に使わせて貰ったのですが、人様に見ていただけるような作品にはできませんでした。「森くらぶ」らしい森からの文化発信ですね。嬉しいので、4月29日の交流会にもって行きました。富山名物のお菓子も頂き、目にも舌にもご馳走様の一日でした。
        錫でできた蟹、水盤に花と一緒に
おいておくと水が腐らないそうだ。
花水幸という商品名、
これも盛野さんから戴いた。
 
浪本さんの原画 盛野さんのタペストリ―    

 花山曼荼羅 飯森山妙音寺コース
 4月29日、以前はみどりの日として、親しまれ、20数年、この日は森を訪ねる日として、自分の中で定着しています。 今年は私と同じようにいつも森に来ていた会員のJさんはお母さんのみの参加、家でお父さんと留守番だそうです。ちょっと残念でした。昨年はいっしょにサザエさんのテーマソングを歌いながら森の外周を歩いたのに・・・・。 今年はその建設には長い時間とお金をかけ、完成は知ってはいたものの一回も行ったことの無い潮風スポーツ公園(三浦スポーツ公園)から小網代の森へというコース。
 案内役の伸さんの後ろについて行く。広々としたグリーンのサッカーコートが1面、野球コートが1面、観客席やそれを回るランニングコース、脱衣所、南側から北には武山丘陵から大楠山も良く見えます。
 豪華なお八つの出た昼食後、134号の県道にはでないで、畑の中の道をだらだら登ります。普段見たことのない光景におしゃべりしているうちに、先頭の伸さんが見えません。どうも、おおきなUピンカーブを曲がって下り道を行っているみたい。
  鎖をまたぐと 何と大きな石の大日如来が鎮座していた。山百合の寺で有名な飯森山妙音寺に入り込んでしまっていたのだ。山頂から下に仏像が並んでいる。下を覗いていたら、ガビチョウがさっと横切った。祖父川さんがその幸運を嬉しそうに話す。中国では実に珍重される鳥なのだそうだ。樹木葬の墓地で和尚さんが作業中。何と伸さんは檀家なので、勿論、お咎めなし。どうも私達は不法侵入で防犯カメラには収まっているに違いない。お寺の奥様と同級生の方も参加者の中にいて、ラッキー。
 ここのお寺のPRを少しだけ。ご本尊は不空羂索(ふくうけんざく)観音像(かんのんぞう)。丑と午の年の4月18日から一ヶ月、三浦七福神巡りのご開帳があり、数年前の午の年、華麗なお姿を拝観する機会があった。 50種3200本の花木、174の石仏もあるそうだ。自分が初めて妙音寺を尋ねた時、四国八十八箇所のご詠歌と本尊を描いた半切の軸の前に座布団がおいてあり順ぐりに巡礼をしたことにする発想に驚愕したものだった。そう、いえば小網代の森の引き橋上部でも同じように四国八十八箇所の観音巡りということができた施設が30年以上も前にはあった。遠くからでもお堂のようなものも見えた。森中を巡るパトロールでも道がくねくねと続き、石仏をおいてあったような跡があったのを確認している。今ではお寺前の駐車場の隣に立派な御砂ふみ巡礼ができるようになっている。正月の七福神巡りでは福禄寿をまつるので、大型の巡礼バスも発着できるようになっている。今も昔も現世または未来の利益を求める私たちなのだ・・・・。

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「ホタルに会いに行ってきました!」
(2016年は5月27日から6月12日までの期間、開場時間が18時から21時に延長、宮前入口~やなぎテラスで観察可。)
5月31日(火) 参加者5名
 16:30に三崎口駅に集合して、引橋までバスで移動。この時間に森に入るということ自体がわくわくです。テイカカズラのタワー、立派なアカテガニの登場、クサヨシの揺れる湿原に歓声をあげつつ、えのきテラスに到着。まだ通行禁止になる18:00まで時間があったため、干潟のチゴガニに挨拶に行ったところ、ハマボッスが満開、昨年より少し増えたようで嬉しくなりました。  ホタル(ゲンジボタル)はたくさん出ていて、見応えがありました。昨年あたりに刈り開かれたばかりの、見通しのよくなったヤシャブシの谷にも出ていたのが、感動でした。やはり暗くなって19:30ごろからが見ごろです。アシ原にはヘイケボタルもちらほら出現していました。  まだ気温が低いのか、蚊はあまりいませんでしたが、浜辺は風があり、意外と冷えますので、上着を用意したほうがよいかと思いました。(この日は特に低かったのかもしれません。)  ずっと観ていたいところでしたが、20:00ごろに引き上げ、20:38シーボニア入口のバスに乗って帰りました。それがちょうどよいようです。
6月6日(月) 参加者3名
 2回目のホタルを観てきました。パトロール隊の方の話によると、 前日は100頭ほどしか出ず、今年はもう終わりかも、とのことで、あまり期待していなかったのですが、暗くなってから徐々に増え、特に帰りがけの北の谷、ヤシャブシの谷が見事でした。
  ホタルもいいですが、ホタルが出る前の、えのきテラスでまったりと緑や空をながめ、日の暮れゆく空気を味わう時間がいいですね。少し大げさに言えば、宇宙と地球と悠久の時の流れを感じます。
 ところで、今日の気付き!散策路脇に優しい緑をひろげているフキの葉っぱ。あらあら、穴だらけ。レースのよう。誰の仕業?と思ってよーく見たら、ちっちゃいフキバッタがあちこちにいるではありませんか。フキバッタって、「蕗(ふき)飛蝗(ばった)」だったんですね!
来年もまたお誘いしたいと思います。H.N.
今日の小網代 6月15日(水) 
知り合いの方と一緒に森に行きました。丁度、山百合が咲き、ハンゲショウも見ごろを迎えていました。干潟は潮が上げてきていましたが、チゴガニ、コメツキガニが見られました。
興味を持って歩いてもらい、楽しんでもらいました。まだ、行ったことが無くて行きたがっている人は大勢いるような気がします。   N・K

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こあじろの森くらぶNEWS
◆ スタッフの活動
04.17(日) 10:00~ スタッフ会議(於 横須賀市立 市民活動サポートセンター)
午後 通信No.2 印刷・発送
04.29(祝) 第3回交流会 午後の森を歩こう「こあじろ切り抜き紀行」
05.08(日) スタッフ会議に向けてミーティング10:00~(於 横須賀市立 市民活動サポートセンター)
06.12(日) スタッフ会議に向けてミーティング10:00~(於 横須賀市立 市民活動サポートセンター)
06.26(日) 10:00~ スタッフ会議(於横須賀市立 市民活動サポートセンター)
07.10(日) 10:00~ スタッフ会議(於横須賀市立 市民活動サポートセンター)

 

◆第1回こあじろの森くらぶ総会のお知らせ
日時:2016年8月28日(日) 13:30~14:00
会場:南下浦市民センター 2階講義室
守る会から大きく舵をきって、こあじろの森くらぶ初めての総会です。どのように変わってきたか、これからどう変わっていくのか、会員の皆さまとご一緒に確かめて行きたいと思います。是非ご参加ください。
* 会場にて、野内眞理子さん(故人)の植物画の一部を、三浦半島に咲く野草を中心に展示いたします。 ポストカードなどグッズの販売も予定しております。
* お天気が良ければ、総会終了後森を散策したいと思います。

 

◆こあじろの森くらぶ会員更新のお願い
小網代の森くらぶが発足して、早いもので一年を迎えます。
皆さまに支えられ、感謝の中スタッフ一同活動中です。
奇跡の森は皆様の心の森です。
交流会や通信を通して皆様と繋がれる様に、今後共よろしくお願い申し上げます。
年会費  1000円(7月~6月 入会金不要)
郵便振替 記号番号 00290-6-137203
加入者名 こあじろの森くらぶ

 

◆次回交流会
次回、第4回交流会は10月23日(日)を予定しています。 企画は次号通信で

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